空気圧で瞬時に着火できるアウトドア用火起こしツール「Aviator's Ember」 のご紹介です。
空気から火を生み出すツール ― まさに文字通り。Aviator's Ember は、巨大な機械を海を越えて動かしてきた原理に基づいて作られた着火具です。現代のディーゼルエンジンから初期の星型エンジン、そして郵便を運ぶジェット機まで、その原理は同じです。

ひと押しで火が生まれる。Aviator's Ember がチャンバーに打ち込まれると、内部の空気が一瞬で圧縮され、発火温度まで加熱されます。pV=nRT、それが答えです。

控えめな工学への敬意。歴史あるエンジンからアウトドアの焚き火まで、物理法則を自分の味方に。空気さえあれば、火を起こせます。

洗練されたシンプルさ。チャンバーの壁からピストンシャフトまで、すべての部品は意図を持って設計。旅のどんな場所でも確かな性能を発揮します。

6061 アルミの無垢材から精密加工し、耐久性のためにアルマイト処理を施した Aviator's Ember は、現代の冒険者のために磨き上げられています。

圧縮による着火
エンジンも火打ちピストンも同じルールに従います。空気を圧縮すれば温度は上がる。理想気体の法則 PV = nRT がその理由です。ピストンを押し込むと体積が減り、圧力が上がり、温度が上昇。その見えない変化が、空気だけで火を生み出すのです。

かつて航空技術者たちは、この原理を革命へと昇華させました。放射状に配置されたディーゼルエンジンのシリンダーは、燃料を噴射すれば自動で着火するほど空気を圧縮。ストロークのたびに制御された爆発がプロペラを回し、飛行機を空へ押し上げました。その信頼性の高さ ― 火花ではなく物理そのものが炎を生むという点 ― こそが圧縮着火の美しさでした。

Aviator’s Ember は、その現象をあなたの手の中に再現します。精密加工されたチャンバー、滑らかなシャフト、そして力強いひと押し。それだけで内部の空気は一気に発火温度へと跳ね上がり、火口を灯すことのできる真っ赤な種火を生み出します。かつて飛行機を雲の中へと導いた原理が、いまサバイバルツールとして、そして航空史を手にできる逸品として蘇ります。
使い方
Aviator’s Ember は、純粋な圧縮力で火を生み出します。まず火口となる小さな素材を準備し、それをピストンシャフトの先端にセットします。しっかりと握り、シャフトを素早くチャンバーに押し込みます。逃げ場を失った空気が瞬時に圧縮され、温度が急上昇して火口に着火。シャフトを引き抜けば、先端には赤々と輝く種火が残ります。

その後は、種火を乾いた草や小枝の束に移し、そっと手で覆って空気を送り込みます。やがて輝きは炎へと育ちます。ライターもマッチも燃料も不要。精密な加工と空気、そして圧力だけで生まれる火です。

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