まるで生きている鳥のように美しく飛行する羽ばたき式飛行機「Flying Martha(フライングマーサ)」のご紹介です。
Flying Martha(フライングマーサ)は、電気を使用せず、ゴム製のバンドで飛ぶ羽ばたき式飛行機。1914年にシンシナティ動物園で亡くなった最後のリョコウバトの名前にちなんで名づけました。

仕組み
飛ばすのにはシンプルに鳥のラバーバンドを巻き上げて紙飛行機のように優しく空中に放せば飛行します。飛行機と同様、前方推進運動が飛行翼の空気を下方に偏向させ、機体を持ち上げます。バッテリーは必要ありません。
調整可能なテイルを左右に調整したり羽を上下に調整したり、ゴムバンドを時計回り/反時計回りにひねって飛行を操縦可能です。
楽しいデザインのオブジェクトというだけではなく、物理的な遊びを楽しみながら問題解決能力も培えます。

製作方法
Haptic Labの凧職人によってハンドメイド。バンブー製のフレームは耐久性/柔軟性に優れており(竹は殆どのスチールよりも優れた 張力強度を誇ります)、キャンドルの熱だけを使用して形成されています。

翼と尾は何世紀も伝統的な凧作りに使用されている桑紙から作られています。桑パルプは繊維が長く、裂けに強い耐性があるのが特徴です。プラスチック製の翼とは異なり、羽ばたく時の音も楽しめます。

手塗りで羽毛のようなプリントが施されています。可動部分は真ちゅうと鋼線で作られており、 "エンジン"やゴムバンドは天然ラテックス製で組立は不要です。
ウィングスパンは40.6cmインチで重さはわずか12.5グラム。単四電池程度の重さです。
なぜリョコウバトなのか?
絶滅したリョコウバトをモデルに作られ、急速に変化する世界で人類の役割を象徴します。リョコウバトはかつて地球でも最も多い鳥類の一種で30~50億羽いたと推定されています。だれもこの鳥が絶滅するとは考えてもいませんでした。
絶滅問題は気象問題が深くなることで更に悪化しますが、バランスを取り戻したいと願いリョコウバトを希望の星と考え製品のコンセプトにしました。
Haptic Lab で行われている他のプロジェクトと同様、Flying Martha(フライングマーサ)は、人々を物理的環境や地球全体の支えあいについて再考するきっかけになることを目指しています。Flying Martha(フライングマーサ)は、人類の生存と地球の生存に不可欠な発明と発見の精神を体現するものです。
Haptic Labについて
At Haptic Labでは自然界のために、手でものづくりの精神に深い親和性を持たせた製品を提供しています。
「Haptic」という言葉は触覚を意味し、私たちが作るすべては毎日の肉体的経験を変える/再考するようにデザインされています。
