自然で圧迫感の無いイヤースピーカー「INAIR M360」を試聴してみました!

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初めてレビュー記事を書かせていただきます、RAKUNEWスタッフのSと申します。

この度、弊社取り扱いの数ある商品の中で、私の趣味であるオーディオに関連する「イヤホン」をレビューする機会がありましたので、こちらの製品をご紹介させていただきます!

ご存じの方も多いかもしれませんが、現在、市場に流通しているイヤホンには大きく分けて2つのタイプがあります。

先端にシリコンのキャップのついた「カナル(密閉)型イヤホン」と、Apple純正イヤホンを代表する「オープンエアー(開放)型イヤホン」の二種類です。

そんなイヤホンですが、現在主流になりつつある「カナル型」の圧迫感がどうしても苦手だったり、「オープンエアー型」を使っていても音漏れが気になったり等、お使いのイヤホンで悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?

そんな中、カナル型ともオープンエアー型とも違う、「インエアー方式イヤースピーカー」として生まれたイヤホンが「INAIR M360」です。

形状

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従来のイヤホンと形状が違いますので、パット見で違いが分かりますが、従来のイヤホンとの大きな違いはその特徴的な装着感になります。

また、この形状には従来のイヤホンでは実現できなかった音質へのアプローチが込められています。

筐体

ドライバー部を覆う「AIR TUBE」と呼ばれるチューブに、マイクの風防のような「インエアーキャップ」がすっぽり被さる形をしています。

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この構造によりメーカーが掲げる「耳内宙空にスピーカーを浮かせる」というコンセプトが生きます。

装着感は密閉をしないカナル型といった感じで、耳へしっかりホールドしつつも閉塞感が無く、その上、従来の開放型より音漏れが少ない印象です。 (一般的なカナル型よりも音漏れはございます)

また、この「AIR TUBE」は快適な装着感への寄与以外にもう一つ役割を担っています。

「AIR TUBE」Woofer Technology搭載

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このテクノロジーは、チューブ内部に音を満たし360°方向に音を伝え、皮膚や骨まで振動を伝達することで、豊かなベース音を実現するのを目的として開発されました。

この「AIR TUBE」と「インエアーキャップ」の二重構造のおかげで、装着感だけではなく音質面へも良い影響を与える結果となりました。

ただ、私なりに聞き込んだ上でメーカーが謳う「豊かなベース音」について、こちらに少し疑問を持ちました。

疑問につきましては、次項の「音質」で後述させていただきます。

音質

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INAIRを一聴して感じるのは、ハイレゾリューションドライバーを採用したことによる高い解像度です。

非常に澄んだ中高域ですが、個人的には低域の物足りなさと共に少し乾いた音という印象を持ちました。

先の疑問点はこちらにつながります。

「INAIR M360」は正しい装着方法でなければ低域が大幅に減退します。(正しい装着方法につきましてはメーカー公式の動画をご参照ください。)

正しく装着した場合は、装着できていない状態よりもグッと低域が前に出てきますが、それでも低域の全体量は控えめな部類に入るイヤホンです。

ノリのいい低音を求めて手に取ると、少し肩透かしを食らってしまうかもしれません。

音場は想像よりもまとまっていて、広がりすぎることの無い非常に聴きやすい音で、長時間のリスニングでも聴き疲れが起きにくいです。

また、高解像度のおかげか小音量でも聴き取りやすく、耳への負担も抑えられます。

こういった特徴的な音のイヤホンは「その音と抜群に相性の良い楽曲がある」ことが多いので、色々なジャンルの音を再生してみました。

結果

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私の聴感ではインストや楽器単体の楽曲との相性が良いと感じました。同時に、ニュースやラジオ等の音声のみの再生とも相性が良かったです。

当然のことながらボーカルを含んだ楽曲も楽しめますが、低域が控えめなこともあり、より音数の少ないシンプルな楽曲との相性の良さが際立っていました。

軽い装着感や聞き心地の良さのおかげで、聴き込み、聴き流しどちらの用途にも最適なイヤホンで、人によっては今まで抱えていたイヤホンの悩みが一気に解消してしまう、そんな魅力を兼ね備えたイヤホンです。

従来のイヤホンに満足できなかった方、ぜひ一度お試しください。

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