垂直面に貼り付く反重力スマホケース「Anti-Gravity Case」のご紹介
編集Mです。今回のスタッフレビューは、つるっとした平面に貼り付く、ユニークなスマートフォンケース「Anti-Gravity Case」をご紹介します。
Anti-Gravity Caseの最大の特徴はナノ吸引技術を利用した強力な吸着パワー。背面のナノ吸引シートは数百万もの極小サイズの吸盤で構成されており、ケースを装着したスマートフォンを平らな垂直面にしっかりと貼り付けることができます。
垂直面にスマートフォンを取り付けて何をするのか。それは上の動画や下の画像を見れば一目瞭然ですね。
自撮り用途はもちろん、ハンズフリーでの“ながら”利用が可能になります。
ちなみに、Anti-Gravity Caseは米国のクラウドファンディングサービス「Kickstarter」生まれの商品で、2015年4月にプロジェクトがローンチし、たった一ヶ月で目標額の6.5倍となる、2千万近い資金調達に成功しています。
当初の予定からは若干遅れたものの、2015年6月には出資者へのリターン(出荷)が開始され、RAKUNEW経由でご注文いただいたお客様にも7月初旬にお手元にお届けすることができました。
パッケージと現物チェック
どこかレトロなデザインのパッケージが目をひきます。そこかしこにプリントされているロボットはMega Tiny社のシンボルのようです。裏面にはケース装着時でも、GPS、Wi-Fi、Apple Pay/NFC、4G通信、Bluetoothなどは問題無いとの記載。
パッケージ蓋の裏面ではイラストによるケースの特徴解説。中身はケースと「はじめにお読みください」と記載された簡易取説のみ。
画像のケース実機はiPhone 6のブラックモデルです。ベースとなるケースは軽量でありながら弾力に優れるTPU(熱可塑性ポリウレタン)製。背面のAppleロゴとレンズの部分は開口が設けられています。
厚みもスマートフォンの実寸よりも3mm増える程度で、エッジの飛び出しがガラス面の保護に一役買っています。
側面はミュートスイッチのみ開口が設けられており、電源ボタン部とボリュームボタン部はボタンの露出がないエンボス加工が採用されています。
ステレオミニ、Lightning、スピーカー部も余裕を持った開口が設けられています。ステレオミニ端子の開口はヘッドホンのコネクタのサイズによって入らない可能性もあるのでこの点は要注意。
取付・使用方法
ケースの装着は説明するまでもありません。TPU製なので、どのような方向からでもスルッと装着できます。精度が高く、装着感も良好。背面の保護シートを剥がせばナノ吸引シートが有効になります。
先述のように、このケースが採用するナノ吸引シートは数百万とも言われる数え切れないほどの小さな吸盤で構成されており、平面に押しつけると極小吸盤内の空気が抜けて、スマートフォンの重さを支えるだけの吸引力を発揮する仕組みになっています。
色んな場所にくっつけてみる
ガラス、スチール製の壁やラック、パソコンのディスプレイに貼り付けてみましたが、ものすごい吸着力です。
キッチンの棚や冷蔵庫、木製のラック、テレビにもバッチリ吸着。レシピの確認などにも便利ですね。
(参考)iPhone単体での自撮り手順
- 前面カメラに切り換えます
- セルフタイマーボタンを押し3秒または10秒に設定
- シャッターボタンを押すとタイマーで設定した秒数が経過後にシャッターがおります
リモートシャッター機能を持つトラッカーを活用すれば好きなタイミングでシャッターが切れて便利です。
気になる点
ベースとなる素材のTPUがサラッとした手触りなのに対して、吸引シートはペタッと手のひらにまとわりつくようなイメージ。普段使いの時に、これを良しとするかどうかが重要なポイントかもしれません。
使う場所によって、吸引シートが埃やゴミを拾ってしまうことがあります。埃は水を含んだ布などで拭き取ればほとんど落ちます。ちなみに、水洗いも可能ですので汚れが気になるようなら中性洗剤などで洗って乾燥させてから使いましょう。埃が無くなればシートの吸着力も復活します。
剥がす際にもかなりの力が必要なので、取り外した際に吸引シートに浮き出たような跡がつくことがあります。気になる場合は、ケースだけにしてガラスなどの平面に軽めに吸着させておきます。時間が経過するとシートが馴染んで平らになります。
使用上のご注意
ANTI-GRAVITY CASEのような商品は、自撮り棒と違って、今のところ規制はありませんが、使用する場所によっては当然のようにマナーが問われます。便利だからといって、ところかまわず使用すると、第三者に迷惑をかけてしまう恐れもありますので、自撮り目的での利用の際はご注意ください。
関連商品
AKUNEWで人気のiPhone/iPadケース「Access Case」は、本体をケースに吸着させるためにマイクロサクションを採用しています。これにより、iPhone本体の意匠を損なわず、側面のボタンにも簡単にアクセスできるのが売りとなっています。