極小Bluetoothイヤホンの先駆者「Moto Hint」

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RAKUNEWではこれまでたくさんのオーディオ製品をご紹介してきました。最近では小型のBluetoothイヤホン「Dot(ドット)」が常にランキング上位に入る人気商品です。

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Dotの人気の理由はそのサイズ。直径0.54インチ(1.37cm)×長さ0.83インチ(2.11cm)と指先程度の大きさで、重さもたったの3.5gしかありません。

このサイズにバッテリーを含むイヤホンのコンポーネントを詰め込みながら、スマホなどのBluetooth接続したデバイス上の音楽を、最大6時間も連続再生できるというのですからすごいですよね。

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さらに、付属の専用ケースは充電器の機能が内蔵されており、イヤホンを装着するだけで30分でフル充電が可能です。しかもケースには本体6回分の充電が可能な容量のバッテリーが内蔵されています。

ちなみに、1個の場合はモノラル、2個組み合わせると完全ワイヤレスのステレオイヤホンとしても使える優れものなんです。

価格がお手頃なのも人気の理由のようです。RAKUNEWでは為替レートや安心サポート料の関係で割高になっていますが、それでも単品の片耳版で14,000円程度、2個セットの両耳版ですと17,500円程度とかなりお得になります。

そんな大人気のdotの先駆者とも言えるのがモトローラのBluetoothイヤホン「Moto Hint」です。

Moto Hintとは

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Moto Hintは、元々(しゃれではありません)モトローラ製スマートフォン「Moto X」との接続が前提の周辺機器で2014年の秋頃北米で発売されました。Moto Xやとペアリングすることで、音声コマンドでの各種操作が可能になったり、命令に対する回答を音声で聞いたりできるのが大きな特徴です。下記オフィシャル動画ではMoto Xと連携した利用シーンが確認できます。

となるとモトローラ製品専用機器のように思えますが、普通のBluetoothイヤホンとしても利用可能で、他社製のAndroidスマホやiPhoneなどのiOSデバイスと組み合わせても使えてしまいます。

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パッケージもシンプルなら中身もシンプル。

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中身は本体、バッテリー内蔵ケース、イヤーピース、ケース内蔵バッテリー充電用USBケーブル、取説。

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Moto Hintのすごいところ

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このMoto Hintのすごいところは、Dot同様、そのサイズにあります。実際に計測してみましたが、長さが約2.5cm、厚みが約1.5cm、重さ6gとかなり小型で軽量です。

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単体での最大通話時間は3.3時間。短いと思うかもしれませんが、dot同様、バッテリー内蔵専用ケースにより、最大10時間まで延長が可能なのです。

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このケースがこれまたよくできていて、Moto Hint本体を入れて収納するだけで充電ができちゃいます。通勤通学が往復3時間以上という場合でも、ちょっとした空き時間を利用して継ぎ足し充電すれば数日間程度ならケースだけでも運用できちゃいます。

次にすごいところは、シンプルな操作体系。初回こそペアリングが必要ですが、それ以降の運用は恐ろしいまでにシンプルです。スイッチの類も一切ありません。ならばどのようにして使うのか。なんと、耳に装着すると自動的に電源が入り、耳から外すと電源がオフになるのです。

イヤホンにスイッチ類が一切無いので、音量コントロールはスマホからになります。電話着信時はイヤホン表面のタップで受話。表面タップ長押しで音声による各種モード変更が可能となっています。(英文マニュアルに詳しい情報が掲載されています)

ちなみに、同時に2台までペアリング情報が保持できるので、スマホや携帯電話を使い分けている場合に重宝します。なお、音声再生は最初にペアリングした機器だけになるようです。また、Moto Xとの連携が売りなのに、iOSデバイスとペアリングするとバッテリー残量もしっかり表示できるようです。

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イヤーピースは3つ用意されており、耳の形やサイズに合わせて変更できます。自分の場合は、デフォルトのまま装着できました。フィット感はバツグンで、頭を振っても外れるようなことはありませんでした。

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見た目はほとんど耳栓。装着時もそれほど目立ちません。髪の毛が長い人なら、装着しているかどうかもわからないと思います。音楽を聴きたいけど、常に回りの音もモニタリングしていたいような状況では片耳イヤホンは便利です。

防水・防塵性能もIP67なので、雨天時や屋外でのジョギング、ジムなどでの利用も問題無さそうです。

Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。対応プロファイルは、A2DP 1.3, Hands Free (HFP) 1.6, AVRCP 1.4, HSP 1.2、Phone Book Access Profile (PBAP) 1.1、Generic Audio Visual Distribution Profile (GAVDP) 1.2。

マイク内蔵のHFP対応なのでスマホと組み合わせればイヤホンだけで通話が可能ですし、A2DP対応なのでスマホの各種音源の出力も問題なし。なお、音楽再生時の音質については過度な期待は禁物です。

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Dotのような二台一組でステレオといった使い方はできませんが、負けず劣らずの小型軽量ですし、充電機能内蔵ケースの安心感とシンプル操作、スタイリッシュでエルゴノミックなデザインが大きな魅力です。

両手がふさがってしまうことが多い方で、電話の使用率が高いような方に、特にオススメしたい逸品です。Dotを予約した方も発売までの繋ぎにいかがでしょうか。Dotと使い比べてみるのも楽しいかもしれませんよ。

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