iPhoneオーナーにお勧めの折りたたみ式Bluetoothキーボード「Universal Foldable Keyboard」
Microsoftといえば、WindowsやOfficeシリーズといったOSやソフトですが、マウスやキーボードなどのPC周辺機器開発でも定評がありますよね。
今年3月発売のBluetoothキーボード「Universal Mobile Keyboard」は国内でも発売され高評価を得ています。同機は3台のデバイスと接続可能で、Windows/Android/iOSを切り替えるスイッチを持っているのが大きな特徴でした。
今回ご紹介する「Microsoft Universal Foldable Keyboard」は、「Universal Mobile Keyboard」が発売される直前に発表されたBluetoothキーボードです。
驚くのはそのサイズ。折りたたんで持ち運べる可搬性能が最大の魅力。たたんだ状態で、145x125x11mm程度。キーボードを開いた状態で295x125mmですが、厚さはたったの5mmに。しかも重さは180g程度しかありません。ちなみに、「Universal Mobile Keyboard」の大きさは242×109×12mmで重さが約365gです。
製品について
まずは上記動画をご覧ください。利用シーンや基本機能をわかりやすく紹介しています。
ここから実物を見ていきます。しっかりとした作りのパッケージ。
裏蓋にイラスト。説明無くても使い方がよくわかります。
中身はキーボード本体と充電用microUSBケーブルの他にガイド書類が数点のみ。
本体デザインもシンプル。表はMicrosoftのロゴのみで、裏面に各種認証マークがライトグレーカラーで目立たぬようにプリントされています。
キーボードを開いた状態。折りたたみ機構の関係で中央部に面したキーの一部がイレギュラーなサイズになっています。
iPhone 5sとiPhone 6 Plusとのサイズ比較。
ペアリング
2つのデバイスとペアリング可能で、それをボタンひとつで切り替えできます。
キーボードを開くと左上にBluetoothロゴとスマホの画面に数字が入ったアイコンがプリントされたキーが2つあります。
このキーを長押しするとペアリングモードに入るので、ペアリングしたいデバイスから「UniversalFoldableKb」を選択。スマホの場合は画面に表示される6桁の数字をキーボードからすればOK(数字は固定ではありませんので心配いりません)。
デバイスを2台ペアリング後、このボタンで接続するデバイスをボタンひとつで切り換えできるようになります。
対応OSも、Windows 10/8/8.1、Windows Phone 8.1 Update 2、iOS 7-8.1、Android 4.3-5.0と多く、それぞれに最適化できるOS切り換えキーが右上に用意されています。ペアリングしたデバイスとOSを合わせておけば、以後は自動的に切り替わります。
使ってみる
「Microsoft Universal Foldable Keyboard」開くだけで自動的に電源が入ります。もちろん、閉じれば電源がオフになります。
ペアリングが完了していれば、キーボードを開くだけで、直近で利用したデバイスと接続を確立し、ほんの数秒で使えるようになります。
打鍵感ですが、ストロークは浅いながらも、打ってる感じはしっかりと指に伝わってきます。折りたたみ部のスペースの関係で、キーの一部がイレギュラーなサイズになっているので最初は打ちにくく感じるかもしれませんが、慣れが解決してくれると思います。
何より、スリムで軽くコンパクトですし、持ち歩くのが全く苦になりません。これがあれば出先での長文原稿やメールもスマホだけで作製できるのでは無いでしょうか。
参考までに、以下にOSが異なるデバイスに関する簡単な検証結を書き留めておきます。
iOSの場合
- ⌘+スペースキー:日本語と英語の入力切り替え。
- ホームボタン:シングルtapでホーム画面、ダブルタップで起動中アプリの呼び出し(左右スクロールとタップは指で)、長押しでSiri呼び出し。
- 検索キー:アプリ使用中に関わらずspotlight検索モードに移行。
- 再生/一時停止ボタン:iTunesの音楽再生・停止。
- 音量調節キー:音量アップ、音量ダウン、ミュートの3つともに機能。
- ロックキーで画面ロック。ロック後はキーボードからのパスコード入力でロック解除可能。
- escキー:ホームキーと同じ動作。
Mac OS Xの場合
MacBook Pro(Mac OS X)でも動作することは確認しました。iOSモードで使えます。コピペもできますし、コマンド+スペースキーで日本語と英語の切り替えも可能。最上部の特殊なキーでは音量調節やiTunesでの音楽再生や送り戻しも可能でした。ホーム、検索、ロックキーは反応せずでした。
ParallelsなどでWindiowsを使う場合はOSボタンでWindowsに切り換えればOK。Windows 8.1でホームボタンが有効になりました。ちなみに、日本語と英語の切り替えは「Alt+~(チルダ)」で可能です。
Androidの場合
手持ちのXperia Z Ultra(Wi-Fiモデル)で動作検証。ペアリングは問題無いのですが、デバイスを切り換えた後や使用終了後(電源オフ後)から2回目以降の自動再接続がうまくいきませんでした。一応OSのバージョンも4.42なので対応しているはずなのですが…。
安心の技適マーク付き
さて、日本では技適が無い商品の売買は違法ではありませんが、利用に関しては注意が必要です。
「Microsoft Universal Foldable Keyboard」がすごいところは、海外向け商品なのに日本の技適を取得しているところ。
折りたたんだ状態の裏面にしっかりとマークがプリントされています。海外向けモデルですが日本国内で大手を振ってご利用いただけます。
逆に言えば、技適取得済み製品であることにより、今後日本でかな入力対応モデルが発売される可能性もあるわけです。
さてそんな中、本記事公開を前にして、マイクロソフトの日本法人がかな入力対応の日本語配列(80キー)モデルを9月24日より発売すると正式発表しました。価格はオープンプライスで、税別店頭想定価格は9,980円とのこと。
RAKUNEW取り扱いの「Universal Foldable Keyboard」は英語版ですが、ローマ字入力な方であればそれほど問題無く利用できます。デザインを損なうという理由で日本語配列を敬遠する人も多いですからね。
英語配列のキーボードが好きなMacファンもたくさんいらっしゃいますし、MacオーナーであればiOSデバイスを併用している確率も高いですからね。アップルロゴ付けて販売すれば100倍売れそうな予感もちらほら。
個人的にはiPhoneやiPadなどのiOSデバイスとMacを使っている方にオススメしたいです。