個人で使えるモーションラーニング型ロボットアーム「7Bot」
ロボットアームって見た事はありますか?工場等で部品や商品を移動させたり、溶接したり、塗装したりするロボットアームを工場見学の際に見た事があると思いますが、その寸分狂わない動きに見入ってしまいませんでしたか?
小さな1mm以下の部品を基板にマウントしていくロボットアームとか、狭い空間を当たらない様に避けて溶接する自動車工場のロボットアームとか、綺麗にボディーにペイントを施すロボットアームとか、動きを見ているとその動きって芸術的です。と言うのもその動きって言うのは実は熟練した職人さんがロボットアームを実際に動かして動作を教えているのです。
そんな動きを学習できるホビー用ロボットアームがこの「7Bot」です。
この「7Bot」用に用意されているヘッドはサクションカップ(エアーで吸い付く吸盤)と2本指型のアームの2種類です。この2つを使って色々な作業をさせることができます。
まずはロボットアームを動かすのには制御するアプリとデータが必要です。この「7Bot」では専用のアプリが用意されており、そのアプリを使ってプログラミングしてアームを動かすこともロボットアームを実際に動かして学習させて後からリプレイさせて動きを再現させることもできます。
更に、KinectやLeapmotionセンサーを使えば、実際に手の動きをセンサーが読み取って専用のアプリがそれを解析してロボットアームをリアルタイムに動かして制御したりすることもできます。よくある遠隔操作のロボットーアームと同じです。
その他にもRaspberry Piにイメージセンサーを接続し、画像認識によるロボットアームの制御等のライブラリも提供されますので、画像認識とロボットアームの制御を同時に学習することもできますよ。
実用面としては基板への部品実装や、筆やペンを持たせての描画と言ったことをさせる事ができますし、学習面ではこれからロボットアームの制御を勉強しようと言う人が自宅で勉強できる教材として利用する事も可能です。
(記事本文提供:KURA BASE)