南アフリカ生まれの太陽光を蓄電し発光する瓶型ライト「Consol Solar Jar」

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日本でもブレイク中の「メイソンジャー」は密封性の高い金属製のねじ蓋がある保存用のガラス瓶。米国の職人ジョン・L・メイソンが発明したとされていますが、国内の雑貨店やカフェなどで当たり前のように見かけるようになりましたね。

そんなメイソンジャーに似たガラス瓶にソーラーライトを搭載したユニークでエコな照明グッズ「Consol Solar Jar(コンソール・ソーラージャー)」が、なんと南アフリカから到着しました。

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実物を見てみよう

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パッケージも中身も極めてシンプル。機能やスペックはパッケージに記載されています。

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見た目は「メイソンジャー」そのものですが、フタのトップをよく見てみると…。そうなんです、ソーラーパネルが組み込まれているんです。

ソーラーパネルの上部に「connect dots to turn on」の文字が、下部に、「MADE IN SOUTH AFRICA」の文字がプリントされてます。

ビンの首には吊り下げ用の針金フックと一体化した見慣れないパーツが見えます。

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この丸いパーツは実はマグネット製で、このパーツを回転させ、ソーラーパネルにプリントされている丸い点と接触させるとライトが点灯する仕組みです。「connect dots to turn on」という記述はそれを説明しているんですね。

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フタを開けると、ソーラーパネル部が取り出せます。

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ソーラーパネルの裏側を見るとバッテリーとむきだしの基板が接着されています。基板には4つのLEDが確認できます。

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表側だけ見ると、およそハイテクとはほど遠いアナログなたたずまいですが、フタの裏はこんなことになっているんですね。

ライト機能を試す

実際に照明を点灯してみましょう。

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先述の通り、点灯は針金フックのマグネットをソーラーパネルの丸いドットに合わせればOK。動画にしましたのでご覧ください。

ソーラーパネル部を取り外して、ひっくり返した状態で点灯してみました。直接LEDを見ると結構まぶしく感じます。

夜間はこのような感じになります。

充電時間ですが、直射日光下なら6-10時間程度、曇で半日程度で内蔵バッテリーがフル充電可能だそうです。

シンプルだからこそ多彩に使える

アフリカなどにはいまだに発電設備が無く、夜間の照明など苦労する土地がまだまだ多いと聞きます。日中は太陽光で充電し、夜間に照明として使える「Consol Solar Jar」が、そうした環境下でどれだけ役に立つかは説明するまでもありません。

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日本でも自然災害が引き起こす電力トラブルが問題になることが多いので、非常時の照明として1台常備しておくと気持ち的にも安心できそうですよね。ソーラーパネルの作りから正直心許なく感じるところもありますが、一応メーカー的には100%防水をうたっています。

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一方で、庭の照明やその他の場所のテーブルの装飾、バーベキュー、キャンプ、屋外での食事、その他の野外での活動やイベント、ベッドサイドの雰囲気作り(?)など、日常生活の中でも積極的な活用ができそうです。

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中にフルーツや砂、ドライフラワー、貝殻、小石などを入れてインテリアとしても活用できれば雰囲気もさらに倍増するのではないでしょうか。

使い古された標語ですが、お世辞抜きに“一家に一台”常備していただきたい、エコで楽しいオシャレな照明ガジェットです。

ちなみに、この「Consol Solar Jar」は南アフリカ黒人居住区の失業対策として生産されているそうです。簡単に組み立てができることも重要な要素なんでしょうね。モノづくりによる地域貢献。今後も末永く続いて欲しいですね。

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