スマホを使ったカラー3Dスキャナ「eora 3D」

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家庭用プリンターほどではありませんが、3Dプリンターの低価格化が進み、いずれは一家に1台と言う時代が近づいて来ています。

一方で、3Dプリンターがなくても、ネットでデータを送れば出力して造形物を送ってくれるサービスはいくらでもありますので、昔に比べて個人で3Dプリントする事がそんなに難しい事ではなくなっています。

ただ、3Dプリントしようと思うと、CADソフトを使って立体でデータを作らないといけません。直線や曲線の組み合わせで作れるものは何とかなっても、複雑な形をした動物のフィギュアなど、手作業で作るにはかなり難しいです。

そこで威力を発揮するのが3Dスキャナです。3Dスキャナは立体物を立体にスキャンしてくれるもので、一発で何でも立体物を3Dデータ化してくれます。

この「eora 3D」もそんな3Dスキャナーの1つ。カラーでスキャンできますので、後から色づけ作業等のいらない、手間いらずの高分解能な3Dスキャナーです。

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「eora 3D」の特徴は、通常はスキャナーに組み込むはずのCCDカメラの部分をスマホに肩代わりさせている点です。

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座標データだけでよければCCDは不要ですが、座標データに表面に色づけしたカラーの3Dモデルデータを安価に作ろうと思うと、CCDを内蔵してCCDから得た画像の色情報とレーザーからの位置情報を合わせてデータ化しますのでCCDが必要になってきます。

そのCCD(カメラ)の役割部分を、「eora 3D」はスマホにさせているわけです。これにより大幅に部品点数が減り、なおかつ安価に作れる様になっています。

そして、赤色レーザーを使うのではなく拡散消散係数の小さいグリーンレーザーを使う事により、赤色レーザーの解像度がよくてもミリ単位1mm程度のところを、グリーンレーザーを使用する事によって10倍上の100μ単位まで上げています。

しかも、スキャンスピードは800万頂点/sと高速で行え、しかもスキャン可能範囲は1m四方と大きく、ターンテーブルがなくても後からアプリでデータの合成等もできるので、実物大の家具等でもスキャンが可能です。

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撮影の仕方は簡単で、「eora 3D」のステーにスマホを取付、後はアプリをダウンロードしてスキャンボタンを押すだけです。

この場合は180度分の表面データしか取れませんので、オプションで360度撮影できるターンテーブルも用意されています。このターンテーブルに載せて撮影できるオブジェクトの最大サイズは直径125mm×高さ200mmまでのものとなっています。

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撮影に使えるスマホはSamusung S5以降,Nexus 6以降,HTC One以降,Xperia 4以降のAndroid端末か、iPhone5以降のiPhoneになります。

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特にiPhone 6s/6sPlusは、カメラの解像度が上がったので生成されるデータもより再現度の高いものになっています。

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(記事本文提供:KURA BASE

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