モバイルバッテリーがなくてもスマホ同士で充電しあえる充電ケーブル「AnyLink」
スマートフォンのバッテリーがなくなりかけて困った経験はありませんか?
頼みのモバイルバッテリーも充電を忘れて残量がほとんどなかったり、ついつい携帯するのを忘れたりもよくある事です。
そんな時どうしていますか?ドキドキしながらバッテリーが切れるまで使い続けますか?それともコンビニ等で高価なバッテリーを買いますか?
そんな非常事態の時に、友人から電気を分けてもらう事ができるのがこの「AnyLink」です。スマートフォン2台持ちにも有効です。
「AnyLink」はOTG(USB On-the-Go)規格対応の通信、充電ケーブルです。
OTGケーブルはUSBホストケーブルとも言いますが、例えば今まではPCを介さないとできなかった作業(スマートフォンやタブレット間で各種データのやりとりをしたり、デジカメと繋いでデジカメの画像や動画をスマートフォンやタブレットにコピーしたり)ができる規格です。
加えて、「AnyLink」ではスマートフォン同士を繋いで、充電やデータのやり取りができます。
片側がUSB TYPE-AコネクターとmicroUSBコネクターが合体した特殊なコネクターになっており、USB TYPE-Aケーブルとして使う時はそのままPCやUSB電源のUSB端子に差し込んで充電やデータのやり取りができます。
microUSBコネクタを引き出せば、microUSBコネクタを備えたスマートフォンやタブレットと接続してデータのやり取りをしたり充電したりできます。
反対側はmicroUSBコネクタにLightningコネクタアダプタがついており、Android端末やiPhone 5以降のiPhoneシリーズやiPad 2以降のiPadシリーズと接続できます。
コネクターの注意すべき点は、Lightningコネクターから電源を取る事をApple社が認めていない事とケーブルの構造(USB TYPE-AµUSBコネクタ側からmicroUSB,Lightningコネクタ側へしか電流は流れません)。故に、iPhoneやiPadを電源としてAndroid端末やAndroidタブレット、iPhone同士で充電を行う事はできません。
AndroidスマートフォンやAndroidタブレット、Windowsフォン、PCからiPhoneへの充電のみ行う事ができます。iPadは充電電流が足りないので充電できません。Android端末同士やAndroidタブレット、microUSB端子装備のWindowsフォン間の充電は可能です。
データ転送に関しては、microUSBコネクターやLightningコネクターに接続したAndoird端末やiPhoneをマウントする事ができますので(PCに接続して内部ストレージを見る事ができるのと同じです)、AndroidスマートフォンとiPhoneを接続し、iPhoneに保存された画像ファイルをBluetoothよりより早く、画像ファイルのコピーを行う事ができます。
こう言うケーブルが1本あれば相手がiPhoneでしたら充電もファイルのコピーも無理ですが、Android端末端末であれば緊急時に助けてもらる頼もしい存在です。わずか1m弱のケーブルですので、巻いてカバンの中に入れておけばいざと言う時の為に役立ちそうですね。
(記事本文提供:KURA BASE)