送り角度5度のラチェットドライバー「T-Ratchet」とペン型トルクドライバー「Ti-Torque」

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突然ですが、ネジやナットを締めようとしてネジ山を潰したりネジを切ってしまった事ってありませんか?締め付ける力がネジやナットの適正値以下であれば、そう言う事は起こらないのですが、起こると言う事は力を必要以上にかけ過ぎているのです。

ネジを締め付ける力(締め付けトルク)には規格があります。規格はねじの呼び径(直径)と使用する用途によってT系列(一般製品)、0.5系列(電子部品)、1.8系列(車両・エンジン)、2.4系列(建設)と言う分類が定められており、それぞれに締め付けトルク(N・m)が決まっています。

例えばT系列でM5の締め付けトルクは3N・mです。ですが3N・mと言われても普通の人にはピンと来ませんよね。

今回ご紹介する「T-Ratchet」と「Ti-Torque」があれば指定圧力を設定すればいくら回してもそれ以上の圧力で締め込む事は無く、ネジの頭を潰したりネジを切ったりと言う事はありません。

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Ti-Torque、はトルクドライバーと言ってネジを締め付ける時に規定圧力にセットして回せば、その圧力以上の力がかかった時は空回りをして必定以上のトルクでは締め付けないドライバーです。

一般的によく見るのがトルクレンチと言って、車のタイヤの交換やローテーションの際にホイールを車両につける時に使う道具で(規定圧力以上で締め付けてネジが損傷して走行中にハブボルトが折れたりしない様に必ず車の整備工場等ではトルクレンチを使ってエアーツールではなくトルクレンチでホイールの締め付けを行います)、それのドライバー版です。

締め付けるのはネジなので設定できるトルク値も2~8N・mで、T系列ですとM4~M7、1.5系列でM5~M8、1.8系列でM4~M6くらいまでのネジを規定トルクで締め付ける事ができます。

身近な所で使われている電化製品や自転車でトルクドライバーで締め付けなければならない様なネジはたいていM3~M5,M6あたりですから、Ti-Torqueがあればほとんどものが対応しています。

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T-Ratchetは、1/4インチサイズの標準的なビットを使用するラチェットドライバーです。普通のラチェットドライバーと違うのは送り角度が5度(72T)と非常に細かい事にあります。

通常のラチェットドライバーは、歯の数が36や45で、送り角度が10度、8度と言ったあたりが定番ですが、狭い場所で使う場合、ドライバーを回したにも関わらず、スペースが狭すぎて送り角度以上回せず締め付ける事ができません。ですからこの角度が狭いと言う事は、狭い場所で使ってもしっかりと機能してくれると言う事になります。

さらに、Ti-TorqueにはT-Ratchetに取付られる様に頭には1/4インチのヘッドを備えており、2つを合体させて使える様になっています。

Ti-Torqueのボディーが細く、アルマイト仕上げで表面が滑りやすいため、締め付けトルクを上げると、しっかりと握らないと滑って締め付けられませんし、同じネジを何十個と締め付けていると握力もなくなってしまいます。

そうした作業が楽にできる様に両者がリンクして使える様になっています。

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また、T-Ratchetは両手ハンドルのラチェットドライバーなのですが、ハンドル部分にはネジが切ってあり取り外し可能なので片手ハンドルにしたりハンドル部分にビットホルダーを取り付けて使用したりと、作業場所に合わせてツールも変形させて使用できる様になっていますから、とても便利ですよ。

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KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)

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