座っていても使える首や肩のコリや痛みを和らげるポータブルマッサージャー「C-REST」
突然ですが、肩凝りがどのような状態になっているのかご存じですか?
直接原因は頭の後ろにある”僧帽筋”という筋肉が疲労を起こす事で、筋肉が緊張し血流が悪くなり、更に筋肉が硬くなる悪循環によって引き起こされるもので、酷い人になると痛みを感じたり、吐き気を催したり、偏頭痛の症状を訴える方もおられます。
どうして疲労が起こるのか?それは首を動かさないでじっと同じ方向を見ている事によって引き起こされます。
人間は脱力する(=筋肉の力を抜くと)と立っている事も座っている事もできません。立っている状態であっても座っている状態であっても姿勢を保持する為に常に筋肉を使って姿勢を維持しています。
僧帽筋は体重の1/10とも言われる頭を支えており、体重が50kgの人であれば5kgの頭を僧帽筋が常に頭を後ろに引っ張って持ち上げて頭の位置をキープしているのです。
デスクワーク等で2、3時間同じ姿勢で作業をする場合、作業中に5kgの鉄アレイを同じ時間持ち上げているの状態と同じですから、どれだけ僧帽筋が仕事をしているのかがわかりますよね。
しかも頭を15度前に下げるだけ(=デスクトップPCのモニターを見る標準的な角度)で重力が加算されて、僧帽筋が支える頭の重さは12kgと倍になり、45度も下げると(デスクの上に置いたノートPCのモニターを見つめる角度)22kgと4倍になります。
20kgの鉄アレイを腕で2時間持ち上げ続けるなんて想像しただけでちょっと無理です。ですがそれを僧帽筋はやってのけているのですからどれだけ負荷をかけているのかがわかります。
ではどの様にすれば肩凝りが解消されるのか?
一般的には”揉む”、”叩く”ですが、どちらの方法も強い力で圧力を加えると筋肉は損傷して炎症を起こしてしまいます。
叩いたり揉んだりした部分が熱を帯びていれば、自ら筋肉を動かして(=運動して熱を作って)筋肉の温度(=皮膚温度)を上げているのと同じ事で筋肉疲労を起こしています。
叩いたり揉んだりするのを止めた後は次第に筋肉は冷えて硬くなって行き再び凝ったり痛みが出たりするのです(=俗に言うモミ返し)。
揉んだり叩いたりではない方法で筋肉を柔らかくして血流を回復させるのが最良の方法であり、それを行っているのが今回ご紹介する「C-REST」です。
C-RESTはどのようにコリや痛みを緩和しているのか?
その秘密は”伸び”にあります。朝起きる時に”伸び”をしたり、首や肩、腰が凝っていたり痛い時に伸ばす行為をしたくなりますよね。”伸ばす”事で筋肉が緩むとと言うよりも、伸ばした後にフッと力を抜いた時に筋肉と言うのは緩んでいるのです。
ズボンやパンツのゴムを想像してみて下さい。履いて伸ばして脱いでを繰り返しているとだんだんとゴムは伸びて来ます。アキレス腱をストレッチで伸ばして柔らかくしてから運動するのと同じで、筋肉も伸ばして縮めてを繰り返していると段々と柔らかくなって行き、筋肉が柔らかくなると血流も良くなりますからコリや痛みが和らいで気持ちが良いのです。
C-RESTは首の後ろに当てて頭を動かす事で首の筋肉を効率的に伸ばして柔らかくする事で首や肩の筋肉のコリを緩和する様な構造にしてあります。最大の特徴は椅子に座りながでも使え、寝転んだ状態で使用するのと変わらない効果をもたらしてくれる所です。
通常、肩が凝って何とかしたいと思うのは仕事をしている時であり、肩が凝ってどうしようもないからとオフィスの中で横になって休む様な事は余程理解のある職場でなければできません。
C-RESTなら首に当てがってヘッドレストにもたれる事で頸椎が本来あるべきS字湾曲を取り戻し、後頭骨の付け根と鎖骨をロックして、ちょうど首を牽引している様な状態を作る事で頸椎の椎間板や首周辺の筋肉にかかる体重の1/10とも言われている頭の重さから開放して肩凝りを緩和します。
(KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)