多目的に使える空気注入式ポータブルバランスボード「Kumo Board」
バランスボードってご存知でしょうか?丸太や太い塩ビ管の上に板を乗せてバランスを取りながら板から落ちない様に乗る曲芸などで使われますが、実はこのバランスボードが体幹の筋肉が鍛えられると注目を浴びています。
とはいえ、乗ってバランスがとれなければ体幹の筋肉を鍛える所まで辿りつけません。徐々に難易度を上げて最後にはフルスペックのバランスボードに乗れる様になれるトレーニング機能が備わったバランスモードが今回ご紹介する「Kumo Board」です。
Kumo Boardは3つのパーツから構成されています。それぞれ空気を入れる事で膨らむエアバルーンや浮き輪の様になっており、空気入れを持ち歩く必要はありますが、コンパクトに折り畳んで持ち運べるので収納場所も取りません。
トレーニング器具や健康器具は使わなくなると邪魔な置物になってしまいますが、Kumo Boardは仮に使わなくなったとしてもクローゼットの片隅に片付ける事ができますので邪魔にはなりません。
トレーニングですが、最初はボード1枚で練習を開始します。丸棒の上に載せるボードは空気を注入して膨らませると完全にフラットな板にはならず、中央部分が床につくと両端がちょっと反った状態で床から浮いた状態に膨らむので、まずはこの状態で中央部分だけが床に着いた状態でバランスが取れる様に練習をします。
次にクッションと呼ぶ丸い円盤をボードの下に置き、不安定度を増した状態でバランスが取れる様に練習します。この円盤は楕円形になっており、ちょっと油断をすると前後左右にグラグラと動きます。バランスを取るのが難しくなりますが、これでバランスをしっかりと取れれば次のステップへ移ります。
次は最終ステップの1段階手前です。最終的に丸棒とボードを使用するのですが、両方とも目一杯エアーを入れるのではなく、若干空気を抜いた状態に空気を注入します。
両方とも空気を若干抜いていますのでボードは丸棒との接点を中心に山の様に覆いかぶさります。丸棒も空気が抜かれていますから凹んで接触面が多くなりバランスが取りやすくなります。これでボードの両端が床につかない様にすれば徐々に注入する空気の量を増やして行きます。
最終的には目一杯空気を入れてバランスが取れる様になれば完璧で、そこからが体幹の筋肉トレーニング開始となります。
Kumo Boardは空気の入れ方を工夫する事で難易度を上げる以外にも、エアバルーンにする事で、バランスを崩して転けてしまってバルーン自体に当たっても怪我をしない利点もあります。
(KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)