折りたたみ式4Kエアリアルドローン「Moment Drone」

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今回はiPhone 8と同等性能の1200万画素CCDを搭載し、4K撮影が行え、かつ最大15分ものロングフライトを実現した撮影用ドローン「Moment Drone」をご紹介します。

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まず本機の特徴として挙げられるのが機体の大きさです。本機はプロペラの部分が可動式になっており、折り畳んで持ち運べる様になっているのですがその状態で215mm×153mm×50mm、プロペラの部分を広げた飛行可能状態では215mm×263mm×47mmとA4サイズ大の大きさになります。

搭載しているバッテリーの容量も2,900mAhと大きく、長時間フライトを可能にしていますがプロペラの直径が約10cm(4インチ)もある事も実は飛行時間と関係しています。

通常アクロバット飛行を行う様なドローンはプロペラが小さく小回りが効く様になっているのですが、プロペラが大きくなると揚力が増えてモーターの回転数を落とす事ができます。その分バッテリーの消費量も減り、また安定してホバリングして撮影を行う事ができると言うわけです。

最大飛行速度は18km、飛行可能高度は4000mと富士山の山頂の様な空気の薄い場所でも飛ばす事ができます。

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次に本機の撮影能力ですが、1/3.06″の有効画素数/1300万画素のCMOSを内蔵しており、画角90°で28mm F2.0のレンズを持ち被写界深度は1〜6.7m、ISO感度はオートで100〜3200まで自動設定になっており、撮影モードは4K@25fps, 1440P@30fps, 1080P@60fps, 720P@120fpsとなっています。

 そしてこのMoment Droneが持つとっておきの撮影機能が”オートトラッキング機能”で、非常に強力なグラフィック処理エンジンを搭載しており、認識した人を自動追尾して撮影する機能を持っています。

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 更にレンズは上下90°に動き、急に強風に見舞われても追尾している被写体を見失うと言う事もありません。光学手ブレ補正機能は搭載していませんが、強力なグラフィックエンジンによるデジタル手ぶれ補正機能を搭載しています。

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コントローラーとなるスマートフォンと本体はWiFiで通信しているのですが、もし電波の届かない場所まで飛ばしてしまった場合は搭載されているGPS受信機で、最後に記録したスマートフォンのGPS情報を元に自動的に帰還する機能があります。また、バッテリー残量が少なくなると自動的に帰還するなど初心者がやってしまいがちな過ちを防止する機能も搭載していますので、より安心して飛ばす事ができます。

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撮影した映像は機体に内蔵するmicroSDカード(最大64GByte)に記録する事ができる他、専用のアプリケーションを使って画像や映像をスマートフォンに転送、インスタグラムやTwitterに投稿する機能も持っています。

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