360°VR映像をハンズフリーで撮影する事が可能なウェアラブルカメラ「FITT360」

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360°VR映像を撮影するカメラは数多く市販化されており、その多くがキノコ型やボール型のため撮影するには手に持って頭上に高く上げるか、ヘルメットに固定用の装置を装着して撮影するしか方法がありません。

手に持つとなると片手は完全にカメラに取られたままになり、もう片方の手しか使えませんし、ヘルメットに装着して被るとなると嫌でも目立ちます。今回紹介します360°VR撮影可能なウェアラブルカメラ「FITT360」は新たな撮影スタイルを提唱します。

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本製品はネックバンド型のBluetoothワイヤレスヘッドホンに似た形状をしており、画角180°のカメラが首の後ろ左右に2カ所とネックバンドの左手側の先の3カ所に内蔵されています。

3台の画角180°のカメラの映像を合成して4K(3840×1920)@30fpsの映像を作り出す他、4480×2240の360°パノラマ画像、そして各カメラが撮影した画角180°のワイドアングルの画像を同時に3枚記録する撮影モードを持っており、最大128GByteのmicroSDカードに、位置情報(GPS/GLONASS)とを付加した動画や画像を記録する様になっています。

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身体に装着し移動しながらの撮影は当然、画像がブレますが内蔵された加速度センサーやジャイロセンサーのセンサー情報を元にデジタル手振れ補正をかけて安定した映像を記録する様になっています。

またWiFiも搭載しており、スマートフォンに専用のアプリケーションをインストールしてダイレクトに「FITT360」と接続する事で、ライブストリーミング配信する事も可能です。しかもカメラは首にかかっており両手はフリーになっていますので、スキーやスノーボードで滑っている状況をゲレンデから実況中継するといった使い方も出来ます。

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もう1つ、この「FITT360」には映像を撮影する以外にBluetoothイヤホンとしての機能も搭載しています。つまり日常的には通勤や通学時に音楽を聴く為のワイヤレスイヤホンとして使っていてハンズフリーとして掛かってきた電話に出る事もできますし、いざ移動中に何かハプニングに出くわしたとしたらスイッチ部分を軽く触るだけで360°グルッと死角なく撮影してくれますので、取り逃がす事がないわけです。

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ちなみに撮影した映像ですが、完全に360°球形に撮影できるわけではありません。真下は身体があるのでそこは死角になりますし、前の3カメラの上方向はアゴが映り込んでしまってそこも死角になってしまいます。最終的にどの様な映像に仕上がるかは下記サンプル動画にてご確認下さい。

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