革新的撮影を手のひらに。AR（拡張現実）の特殊効果エフェクトを搭載した3Dカメラ「SID」

スマートフォンの進化により、誰でも簡単手軽にVRや360°動画を簡単に楽しめる時代がやって来ました。

360°映像は、全球レンズをカメラやスマートフォンに取り付ければ撮影が出来ますが、厳密には360度全周の映像を撮影しているだけであり、これは3Dではなく2Dで、パノラマ撮影した映像と同じです。

今回ご紹介の「SID」は、2台のカメラを使い、右目で見た映像と左目で見た映像を別々に撮影。コンパクトで手軽に3D映像が撮れる、手のひらサイズの3Dカメラです。

３D技術を手のひらに

重さはたったの60g。GoProなどのアクションカムよりも軽量で、ビデオカメラやスマートフォンよりもコンパクトでポケットに入れて持ち運べます。

アプリケーション内のビデオの視差設定を調整することも可能で、VRゴーグルを身に付けて見るとその迫力を最大限味わえます。

使ってみました

「SID」には、カメラ本体、キャリングケース、親切な日本語での解説付き説明書、microUSBケーブル、そしてGoogle CardBoard(グーグル・カードボード)互換のVRメガネが付属しています。


このVRグラスがダンボール製ではなく、しっかりとしたプラスチックで作られた頑丈なものが付属しているのがポイントの高い所です。

カメラ

カメラ画質ですが、レンズ視野角は160°でF値2.4と、人間が眼球を動かさずにはっきりと見る事のできると言われている視野角150〜160°に近く、実際に目で見ている風景をそのまま映像として残せそうです。


画質は、

• 動画解像度:2880 × 1440ピクセル（サイド・バイ・サイド方式） / 30fps


• 写真解像度:8064 × 4032ピクセル（サイド・バイ・サイド方式）



と、動画はハイビジョン(地上デジタル放送)とほぼ同等サイズで、写真は4K解像度になります。


連続撮影時間は2時間で、撮影した映像はmicroSDカード(microSDHC,microSDXC Class10 UHS-I対応で最大128GByteまで対応)に記録される様になっています。


アプリ

撮影を始める前にスマートフォンへ専用のアプリをインストールします。
この「SID」はカメラ単体での撮影は出来ますが、液晶モニターを搭載していませんので、実際に撮影したい被写体が撮影できていたのかは、撮影後の映像を見るしかありません。


アプリをインストールし、Wi-Fiでスマートフォンとカメラを接続しておく事で、リアルタイムに「SID」カメラが捉えている風景をスマートフォンの画面で確認する事が出来ます。


アプリでは、「SID」を使って実際に撮影された映像のサンプルを見る事ができますので、お持ちのVRゴーグルで是非購入前に一度お確かめ下さい。

※iOS11.0以上が必要です。

手ブレ補正機能

「SID」には残念ながら手振れ補正機能がありません。写真を撮影するのであれば、余程暗い場所で撮影しない限り気にする必要はないのですが、画質が良い分、手持ちで動画を撮影すると映像が上下左右に揺れ、酔ってしまいます。

「SID」には一般的な三脚に固定できる様に1/4インチネジ穴が取り付けてあり、カメラやビデオ用の三脚や、GoPro用カメラネジ変換アダプタ等を使えばGoPro用の様々なマウントを利用する事ができます。

シャッター

撮影は「SID」上部のシャッターボタンまたは、スマートフォンと接続しているのであれば、スマートフォンの画面に表示されているシャッターボタンどちらでも撮影可能です。

撮影された動画や写真は「SID」に差し込んだmicroSDカードに保存されますが、Wi-Fiで接続していればリアルタイムでスマートフォンに転送され、その場で確認する事が出来ます。

動画撮影

移動しながら撮影するのであればジンバル(スタイビライザー)は必須です！

「SID」とスマートフォンの両方がセットすれば、映像を確認しながら撮影することが可能です！

※ジンバルは付属しません

撮影した動画や写真の閲覧方法

撮影した映像は「SID」本体内のmicroSDカードに記録されていますので、動画や静止画を見る場合はまず最初にスマートフォンにダウンロードする必要があります。

アプリをタップすれば、写真を選んだり、失敗した映像を削除することも可能です。




“画面位置”のスライダーを左右にスライドする事で被写体との距離を変えられ、被写体が飛び出て来る様な感じに見えますが、付属の折りたたみ式のVRメガネをスマートフォンを挟むだけで3D映像が楽しめます。

このメガネはYouTubeの3D映像を見るのにも使えるので、それだけでお得です。


ぜひ一度アプリのサンプル映像をお試しいただき、お子様の運動会や学芸会などをきっかけに3D撮影を始められてはいかがでしょうか？

この機会に是非ご検討下さい。