高度なクラウド連携が可能なSIMフリーAndroidスマートフォン「Robin」
最近、格安SIMが数多くの通信会社(以下、MVNO)から発売されていて、通話が不要でそれほど通信をしない人なら、1ヶ月に1,000円以下で利用できるSIMもあります。ただし、これらの格安SIMを使おうと思うとSIMフリーの端末が必要です。
大半のMVNOはNTTドコモ(以下ドコモ)の回線を使っているので、ドコモの端末を使っている人ならSIMを挿せば使えますが、ソフトバンクやauは端末をSIMフリー化してくれるサービスがまだ始まっていないため、現状では格安SIMを使う事ができません。(唯一au端末はmineoを選ぶと言う選択肢がありますが、ソフトバンク端末には事実上選択肢はありません)
ですので、格安SIMを使おうと思うと新たにSIMフリー端末を買う必要があるのですが、値段の安い端末はスペック的に満足行くものではなく(CPUが遅かったり、メモリーが少なかったり)、スペックがそこそこの端末はそれなりに値段も高くなります。
今回ご紹介する「Robin」は、SIMフリー端末ながら同等スペックのAndroid端末と比べるとかなり格安になります。メモリー不足を解消する便利な機能も備わっています。
ハードスペックは以下の通り。
- プロセッサ:クアルコム Snapdragon 808
- ディスプレイ:5.2インチ 1080P IPS駆動
- RAM:3GB
- 内蔵ストレージ:32GB
- 外部ストレージ:100GB クラウドメモリー
- Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
- Bluetooth:Bluetooth 4.0LE
- 背面カメラ:約1300万画素(デュアルトーンフラッシュ、レーザーオートフォーカス搭載)
- 前面カメラ:約500万画素
- 本体サイズ:149mm×72mm×7mm
- 重量:170g
- バッテリー容量:2680mAh
- 本体カラー:ミント、ミッドナイト
- USB端子:1基(Type-C)
- SIM:nanoSIM
- 通信バンド:GSM 850/900/1800/1900、WCDMA 850/900/1800/1900/2100、LTE Bands 1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28
- その他:NFC、GPS、指紋認証、フロントデュアルスピーカー
CPUはiPhone 6sの対抗馬となる新端末「LG G4 Pro」が使うかもしれないと噂されているものですので期待タップリ。
#国内3キャリアが提供するLTE通信バンドについては、こちらから確認できます。
そして、「Robin」の特徴はハードスペックよりもサービスです。100Gのオンラインストレージが無償で貸与され(iCloudみたいですが)、そこに写真はもとより、使用頻度の低いアプリはクラウドへアップロードして端末のメモリーを節約する機能が備わっています。ですのでアプリを入れすぎてメモリー不足になったり、重くなったりする事も防げます。
しかも、この機能はWi-Fiで繋がっている時のみ作動しますので、無駄にパケットを消費しないシステムになっており、格安SIMでも十分に使える仕様になっています。
更にクラウドと通信している時は、背面のLEDが点滅してクラウドとの通信状態を知らせてくれますので、無駄なパケットを使っていないか監視する事もできます。
(記事本文提供:KURA BASE)