チタン製ボディーの420系ステンレス刃を使った折りたたみナイフ「Titanium Keychain Knife」
突然ですが、ポケットナイフって持っていますか?硬いダンボール箱などを切るような時、カッターナイフでは刃が折れたりする危険性もあり、必要以上に力を入れられず、切れなかったり切りにくかったりする事がありますよね。
そんな時、しっかりとした鋼の刃のついたポケットナイフがあれば便利だと思うんですよね。使い易さと携帯しやすさを考え抜かれたナイフが今回ご紹介する「Titanium Keychain Knife」です。
チタンと商品名についていますが、チタンでできているのはグリップ部分だけです。その他部品はステンレス鋼を使っています。
では何故チタンを使うのか?
チタンは硬いと言うイメージが何故かありますが、チタンの比重は鉄とアルミの中間で非常に軽い金属です。
軽く耐久性(腐食されにくく錆びない)のある金属なので航空機の部品にも使われたりします。また、アレルギーを引き起こしにくいので、インプラントの材料や指輪の材料としても使われています。
Titanium Keychain Knifeは、総ステンレスだと重くなってしまい、アルミだと落下させたりするとすぐに傷が付いたりするのでボディーにチタンを選んでいます。
刃は一般的な420ステンレス鋼を使っています。これは包丁等に使われているステンレス素材です。何故グリップがチタン製なのに?とも思うかもしれませんが、チタンは耐摩耗性が良くありません。
切る作業をするナイフの刃として使う場合に、ステンレスに比べて早く刃が減ってしまうのです。Titanium Keychain Knifeでは、あえてよく使われる420ステンレス鋼を使っています。
420ステンレス鋼を使うと言う事は使っていると切れなくなって来ると言う事なので、小まめに砥石で研いで切れ味を保つ必要があります。刃先が短いので研ぐ練習にもなるのではないでしょうか。
Titanium Keychain Knifeの一番のキーポイントは刃についているピポットです。このピポットは日本刀のツバの様な役目を果たしており、突いた時に刃が突き抜けて手を怪我したりしない様、使う人の安全性を考慮しています。
また、Titanium Keychain Knifeはとても小さなナイフです。刃の長さは1.2インチ(約3cm)で幅は2mm。グリップ部分は1.81インチ(約4.6cm)、グリップの高さは 0.63インチ(1.6cm)と小学生の手のひらにでもスッポリと収まるサイズ。昔あった鉛筆削り用ナイフと同じ様なサイズのとても使いやすいナイフです。
筆箱の中にも十分入れる事ができますし、キーリングを通せる穴せる穴もついていますのでカラビナやキーリングをつけてキーホルダーにつけておいても邪魔にはならないサイズです。
カッターナイフの様に力を入れ過ぎて刃が折れる事もありませんから、お子さんが使ってもカッターナイフよりは安全なのではないでしょうか。
(KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)