電池不要のスマホ用スタビライザー「Smoovie」

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普段、動画撮影に使っているのはビデオカメラですか?それともスマートフォンですか?

ビデオカメラで撮れば高画質で録画でき、ズームも自在ですし、手ぶれ補正がついていますから、後でテレビで鑑賞会をした時に画面を見ながら酔うなどという事もありません。

とはいえ、最近のビデオカメラは小型になったとはいえ、交換用のバッテリーを含め、持ち歩くとかなりの荷物になってしまいます。

一方、スマートフォンは常に携帯していますし、即座に撮影する事ができますから、決定的瞬間を見逃す事がありません。しかもクラウドにアップロード可能なので、最も簡単に編集や共有ができます。

そんなスマートフォンにも、手ぶれ補正がない、光学ズームがないと言う欠点があります。ですが、最近はクリップ式のスマートフォンのレンズに被せる広角レンズやズームレンズがありますし、ジンバルと呼ばれる手ぶれ補正できるスタビライザーが増えてきました。

ですがこのスタビライザー、バッテリーが必要なモーターが入っており、相当な重量になりますから、長時間撮影は手が疲れます。

今回ご紹介する「Smoovie」なら重量はわずが125g、しかもバッテリー不要なスタビライザーなのです。

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では、Smoovieはどのようにモーター無しに手ぶれ補正を行っているのか?

元々手ぶれ補正とはレンズの揺れや動きをセンサーで感知してその動きを打ち消す方向にモーターを動かす事でレンズを静止させる技術です。レンズが時計回りに回るのなら半時計回りに回して一定方向に固定します。それをSmoovieは、おもりをぶら下げて振り子を使って実現しています。

原理はわかったけど、どうしてこれで手ぶれ補正ができるのか不思議ですよね。ビルの免震構造を思い出して見てください。超高層ビルなどは土台に免震ゴム等も入れていますが、建物の最上階に大きな振り子を設置し、建物の揺れに合わせてその振り子が動くことで建物の揺れを軽減しています。それと同じ事をSmoovieが行っています。

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振り子が自由に動く様にスマートフォンのマウント部分はヤジロベエの様に、お椀の上に乗っているだけです。これだとスマートフォンを左右に振ると同期して動いてくれませんからスマートフォンのカメラがどこを向くかわかりません。かと言ってネジ等で固定してしまうと振り子が自由に動きませんから手の揺れがそのままスマートフォンへ伝わり手ぶれ補正になりません。

なので、物理的に固定するのではなくSmoovieはネオジウム磁石を使って磁力でクルクルとマウント部分が回らない様に固定しつつ揺れは振り子で吸収できる様に自由に動く工夫をしています。

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こんなアナログな仕組みでもしっかりと手ぶれ補正ができるのですから不思議ですよね。

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逆に電子部品をひとつも使っていませんので、壊れる事もありませんし、濡れても台上なので気軽に使えますよね。

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KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)

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