ペレットを燃料にしたカーボンニュートラルなキャンプストーブ「Enki Stove Wild」

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木質ペレットという燃料の事はご存知でしょうか?

木質ペレットは、木質バイオマスと言われる端材やおが屑、樹皮を製材した後に残って破棄される材料を使って作られる燃料の事で、環境に優しいカーボンニュートラル(二酸化炭素中立性)な燃料として近年、脚光を浴びています。自宅の薪ストーブ用に環境に使っておられる方も多いかと思います。

カーボンニュートラルとは何でしょうか?

二酸化炭素が地球温暖化を助長しており、世界的にCO2の排出量を減らす為に各国がその数値目標を上げて頑張っています。植物は二酸化炭素を取り入れて酸素を放出しているのは周知の事実ですが、一生涯に吸収した二酸化炭素の量と燃やした時に排出される二酸化炭素の量がイコールになって二酸化炭素の増減に影響を与えない事をカーボンニュートラルと言います。

木質ペレットは、廃棄する素材を破砕して高圧で圧縮するため薪よりも密度が高くなり、燃やした時の熱量が薪に比べて段違いに増加しますので、場所も取らず高熱量そして着火がし易く品質が一定と言う利点があります。

そのペレットを使ったキャンプ用ストーブが今回ご紹介する「Enki Stove Wild」です。

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Enki Stove Wildは、ただ単にペレットを燃料にするストーブと言うだけではありません。そこにはいかに効率よくペレットを燃焼させるかを考えて様々な工夫がなされています。

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例えば火を燃やす時に必要なものは何でしょうか?もちろん燃料は必要ですが、その他に燃焼には酸素が必要になります。酸素は空気中に含まれているから勝手に供給されると思っていると大間違いです。

周りに酸素がタップリあったとしても、燃焼している炎の中では酸素は消費され続け、炎の勢いが強ければ強いほどその減少は早くなり、いずれ供給が追い付かずに燃焼はストップしてしまい、不完全燃焼して一酸化炭素をはじめとした有毒ガスを発生させてしまいます。

Enki Stove Wildは、十分な酸素を供給する為にファンを内蔵。さらに、そのファンを回す為に容量10.000mAhのモバイルバッテリーが付属しており、約50時間もの間ファンを回し続ける事ができます。モバイルバッテリーはUSB端子を備えており、スマートフォンへの充電も行う事ができ、オプションとして充電用のソーラーパネルも用意されています。

Enki Stove Wildは、ただ単にファンを回しているだけではありません。しっかりと炎の燃焼温度が400℃~850℃の間にあるかを監視しファンの回転を制御しています。

例えば風の強い日に薪を燃やすと早く燃焼し終わるだけですし、風を送らないと不完全燃焼して臭い生ガスが出て炎は出ないのに燃料は燃え尽きてしまうと言う事がありますよね。Enki Stove Wildは、燃焼温度をキッチリと管理する事で木質ペレットの燃焼から得られる熱エネルギーを最大にしているのです。

ちなみに、15kgものペレットがあれば約55時間も燃焼させる事ができますが、同じ重量のチャコールは木質ペレットと同じだけの熱量(エネルギー)を得ようと思うと10時間も燃やせればよい方なので、いかに木質ペレットが優れているかわかりますその上、排出される二酸化炭素の量は木質ペレットはチャコールと比べると半分以下と良い事尽くめです。

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Enki Stove Wildは、得られる熱量で「Enki Stove Wild」と「Enki Stove Wild+」の2種類のストーブが用意されています。「Enki Stove Wild+」は重量は約2倍、大きさは2まわり程大きく、得られる熱量は3倍になります。(RAKUNEWでは2016年5月現在Wildのみ取り扱っております)

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また木質ペレットがない場合は拾った小枝や木の破片を使う事も可能ですよ。

この商品はクラウドファンディング商品です
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KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)

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