スピードとジャンプを思いのままにコントロールできるスキー用ウイングスーツ「Wingjump」
カレンダーも残り3枚となり、ウインターシーズンが待ち遠しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。さて、プールや海は泳げなくても、また泳がなくてもそれなりに楽しめますが、ウインタースポーツの代表であるスキーやスノーボードは滑る事ができなければ楽しくありません。
パラレルでちょっとしたコブを見事に飛んで着地を格好良く決めている人をみるとうらやましくなりますが、多少ボーゲンができて転がらずに止まる事ができるレベルでも、格好良くパラレルで滑ってコブも難なくジャンプできるガジェットが今回ご紹介する「Wingjump」です。
Wingjumpは翼をイメージして設計されており、風を受ければ上向きの浮力を得て身体を浮かす事ができます。多少雪質が悪かったり穴が空いていたりしたとしてもゲレンデの上を滑空している状態になり、雪に足を取られる事なく滑る事ができます。
Wingjumpは、飛行機の様に、風に対して水平にすれば浮力を得ます。また、(引退したスペースシャトルや戦闘機のドラッグシュートにも見られる様に)Wingjumpを垂直にすれば風を受けてスピードを落とす事ができます。スピードが出て危険な場合や減速して止まる場合などに使えます。
初心者でいきなりリフトに乗って高い場所へ行ってしまって、スピードを調整できずに何度も転がりながら降りて来る様な人も、Wingjumpがあればスピードを調整しながら降りて来れますからかえって早くコツを覚えて上達する手助けとなるのではないでしょうか。
Wingjumpを風に対して水平にすれば浮力で身体が持ち上げられますからコブや段差があってもフワッとジャンプをしてフワッと降りる事ができますので、ジャンパー選手の踏切・着地の練習をする為にとしても使う事ができそうです。
Wingjumpを使う事で浮力を得る事ができますから、着地時の足へのショックを和らげると共に、Wingjumpで身体を支える事ができますから着地時の安定性も向上し、バランスを崩して転んで怪我をする危険性を減らす事ができます。着地が柔らかくなり安定性が増す事で踏切を思い切ってできる様になる側面もあります。
Wingjumpはその浮力を得る性能においてバリエーションが用意されています。
「Wingjump ACTIVE」は風を受けてスピードを落とすのが目的で主に初心者やキッズ向けになります。
「Wingjump ACTIVE’ AIR」は、初心者から上級者まで使えるタイプでこちらは風を受けて浮く事ができます。
(KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)