机にキーボードや鍵盤を投影し楽器にもなるバーチャルキーボード「iKeybo」
最近のテレビ番組は、全てではありませんが、番組放送終了後すぐにオンデマンド放送されるようになってきました。録画の必要性もなくなり、スマートフォンやタブレットがあればいつでもどこでもテレビ番組を見ることができます。
ワープロや表計算といったオフィスソフトもタブレットやスマートフォン用があるので、わざわざPCを購入する必要もなく、今の学生さんはスマートフォンさえあれば大概のことは事足りるケースが多いようです。
ただ、長文レポートの場合はどうでしょうか。ただでさえ狭い画面の1/3程度をソフトウェアキーボードが占有している状況でレイアウトや文章内容を考えてレポートを書き上げて行くのは結構大変です。
そうした時に便利なのが外付けのBluetoothキーボードですが、持ち運びやすさと打ち易さを考えて選ばないと思い通りに打鍵ができず時間をロスしてしまいます。キーが小さいと打ちにくくなり、大きすぎると持ち運びしにくくなる。そうした相反する問題を解決してくれそうなキーボードが今回ご紹介するバーチャルキーボード「iKeybo」です。
iKeyboは、レーザーを使って机の上に仮想のキーボードを投影し、机の上に投影されたキーを指で押さえたかどうかをセンサーで検出する事でキーボード入力を可能にするガジェットです。
同様のキーボードは多数あるのですが、iKeyboが優れているのは机の上に表示されるキーボードが15インチクラスのノートPCのキーボードと同程度のサイズ(約12インチ)の大きさがあること。
キーピッチが広く、隣のキーを誤って押してしまう事を避ける工夫をすると共に、表示されるキーを楕円で囲む事で(一般的なバーチャルキーボードはキーの輪郭は四角です)自然とキーの中心を押さえる様に誘導する事でダブルで誤検出を抑える工夫をしています。
現在用意されているキーボードレイアウトは英語、スペイン語、アラビア後、中国語の4言語なのですがリクエストが多ければ他の言語もサポートするとの事です。
さらに、iKeyboが他のバーチャルキーボードと違うのは2オクターブ分の鍵盤を投影する鍵盤モードを搭載しており、楽器を演奏できることです。
iKeyboオリジナルのアプリケーションを使う事でピアノ、ギター、ベース、ドラムの4つの楽器を演奏できます。
2オクターブで鍵盤が少ない場合はiKeyboを2つ並べれば4オクターブまで拡張でき、より本格的な演奏ができます。
iKeyboの連続稼働時間は10時間でUSBないしBluetoothでPCやスマートフォンやタブレットと接続して使用できるのですが、その大容量の内蔵バッテリーでスマートフォンも充電できるモバイルバッテリーとしての役割をも持っています。
iKeyboがキーボードとしての機能だけしかなければ、毎日持ち歩く事もないでしょうが、充電機能があれば必ず使うものですし、常にカバンの中に入れておくでしょうから急にレポートを書くことになるような偶発的な事件があった時に大いに助かりそうですね。
(KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)