風量5段階、温度3段階に切替可能なモバイル・ヘアドライヤー「SYLPH」
ダイソンのヘアドライヤー「Dyson Supersonic」を一度でも使ってみると、もう普通のヘアドライヤーには戻れないと聞きます。実際に使ってみるとその風量の多さに圧倒され、髪を乾かすには風が大事である事がよくわかります。
部屋干しの洗濯物が良い例。無風だと空気の移動がない為に、湿度が100%に達すると回りの空気は水蒸気で飽和状態(満員な状態)になっているため、それ以上、水蒸気となって衣類に含まれた水分は出て行かない為になかなか乾きません。
扇風機やサーキュレーターを使って風を当てると、衣類から蒸発した水分が水蒸気となって回りの空気と混ざり合うことで早く乾きます。洗濯物の回りの空気を移動させてやる事で洗濯物の回りの空気の湿度が下がり洗濯物に含まれる水分が蒸発し安くなるのです。
髪の毛も同じで、毛の間に含まれている空気が風によって移動しなければ、いくら高温の温風を送ってもなかなか乾きません。
羽根のない扇風機で蓄積した技術を応用して作られたダイソンのドライヤーと似た構造にしてモバイル性を良くしたのが今回ご紹介するヘアドライヤー「SYLPH」です。
ダイソンのドライヤーの最大の特徴は圧倒的な風量。最新gなたは風量が3段階、温度が4段階で調整できて最大100℃の温風が出ます。
普通のドライヤーではヘアブラシや指を使って長い髪の毛を掻き上げないと地肌まで風が届かない場合でも、ダイソン製ドライヤーなら吹き出す風を当てるだけで髪の毛がたなびいてブラシも指も使わずに地肌まで風が届いて髪の毛を乾かしてくれます。
同様にSYLPHも最大秒速19m(実際であれば屋根瓦が飛ばされる程度)の強風で髪の毛をかき分けて乾かしてくれます。
しかも重さはケーブル含めて820g、直径50mm、高さ174mmのコンパクトサイズなので、バッグに入れておけば、仕事帰りに何か食事会やパーティーがあったとしても髪の毛もしっかりと整えて出る事ができます。
SYLPHは温度は59℃、78℃、92℃の3段階で調整ができ、風量はダイソンのそれよりも細かい5段階。髪のセットの方に重点を置いているのがわかります。
髪を乾かすには温度よりも風量ですが、髪の毛をセットする場合は高温の風を低風で当てる方がすぐにクセがつきます。
他にもマイナスイオン発生器が内蔵されていますので、すぐに静電気がたまって髪の毛が飛んでしまう方でも、しっかりと髪の毛を整えられます。
ちなみに、その構造からか、長期間使用しているとエアーの吹き出し口にホコリ等がどうしても詰まるそうですが、そうなった場合でも安心。自動で風を出して吹き出し口に詰まったホコリ等を吐き出す自動クリーニングモードがあるそうです。メーカー曰く、「SYLPHの近くに固まったホコリが落ちていてもビックリしないで下さい」とのこと。
(KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)