スマートフォン無しで音楽再生やナビができるスマートウォッチ「Ticwatch」
最近ではVRデバイスや音声認識デバイスに注目が集まり、”スマートウォッチ”はあまり話題にのぼりませんが、Android Wearを搭載したスマートウォッチは着実に進化を続けています。ということで、今回はAndroid Wear OSを搭載したスマートウォッチ「”Ticwatch S(Sport)”」をご紹介します。
Ticwatch SはOSにAndroid Wear2.0を採用し、1.2GHz dual-core動作の”MTK MT2601”を、メモリーに512 MB RAMと4GB eMMCを、センサーとして加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、近接センサー(時計の脱着を感知して時計をはめていない時は極力電力消費を抑える為に利用しています)、心拍センサー、GPS(GPS+Glonass+Beidou,AGPSサポート)を搭載。BluetoothとWi-Fiもサポートし、モニターには省電力の1.4インチOLED(400×400, 287dpi)を採用する事で一般的な使い方で48時間の連続使用が可能なスマートウォッチです。
このスペックを見てピンと来た方はかなりのスマートウォッチ通、デバイス通と言えます。そう、SONY”SmartWatch3 SWR50”に非常に似たスペックを持ったスマートウォッチで、違うのはSWR50が四角いウォッチフェイスなのに対してTicwatch Sは丸いウォッチフェイスである事くらいで中身は本当に似ていますのでSWR50を想像すれば何がTicwatch Sで出来るのかがわかります。
Ticwatch Sは、今までのスマートウォッチと違って一番違うのはメモリーが強化されている事です。4GBはスマートフォンから見れば大した量のメモリーではありませんが、それでも音楽であればアルバムの10〜20枚分は入れておく事ができます。
ジョギングに出かける前にルートを決定して地図をTicwatch Sにダウンロードしておけば内蔵されたGPSの情報を元に正確にナビゲートしてくれます。
Ticwatch Sで音楽を再生しながらランニングも出来ますので、もうスマートフォンを一緒に持って出る必要はありません。
Wi-Fiも搭載していますので、通信スポットが多い街中や、モバイルルーター経由でAndroid Wear用にリリースされているナビゲーションアプリや、公共交通機関の乗り換え案内アプリ、タクシーの配車アプリからお天気アプリと言った便利なアプリをスマートフォンレスで使えます。
もちろん、フィットネス系アプリで、歩数や移動距離、消費カロリー表示などもできます。
独自OSを使ったデバイスだと日本語が使えるなるまで時間がかかってしまいますが、Ticwatch Sは最初から日本語が使えるのがポイントです。
スマートフォンと一緒に持ち歩ければ、LINEの通知をTicwatch Sを通じて表示してくれたり、スマートフォンへの電話の着信をTicwatch Sで受けたりできますし、ボイスメモを録ったり音声検索をかけたりと色々な事ができます。
Ticwatch Sは、ベゼルに5分刻みで時刻が刻印されている他、バンドが時計本体と一体化しておりGPS受信機をバンドの中に移動させてあります。これにより、高精度にGPSの位置を受信できます。
さらに、Ticwatch SはIP67防水対応ですので日常生活において濡れる程度でしたら動作に支障をきたす事はありません。
(KURA BASEの記事本文を許諾を得た上で加筆修正して転載)