お湯に浸すと形成可能なカード状バイオプラスチック「FORMcard」

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みなさんは壊れたモノを補修・修理する際に接着剤を使われると思いますが、”強力”と書かれている高価な接着剤を使用したのにすぐに剥がれてしまったという経験はありませんか?

接着剤は、”ガラスのテーブルの上に置いた底の濡れたコップ”のようにガラステーブルとコップの間にある水のように空気の流入を遮断して、真空に近い状態を作りだすのですが、素材によっては、接着面に対して横から力が加わると簡単に剥がれてしまう事があります。

今回ご紹介しますバイオプラスチック「FORMcard」は“ひっつける“と言うよりは接着面を広く覆い隠す様に使いますので、加えられた力は巻き付けた「FORMcard」が受け流して接着面をしっかりとガードしますので、接着剤ではくっつきにくいものでも接着する事ができます。

「FORMcard」はバイオプラスチックという”デンプン”をベースとした土に埋めると微生物によって完全に分解される生分解性のプラスチック製。

地球環境に優しいだけでなく非毒性ですので、例えばお子様のプラスチック製のコップを補修しても安全です。

1枚あたりの大きさはICカードやクレジットカードと同サイズで重さは約13g。9枚の色違いのカードが含まれており中には蛍光色のカードも含まれていたりと色とりどり華やかです(カラーはランダムです)

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使ってみました

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「FORMcard」は熱を加える事で柔らかくなり加工ができます。耐熱ガラスに入ったお湯を用意してください。

お湯の温度は、説明書には約93℃以上には過熱しない様にとの説明がありますが、「FORMcard」を入れたまま火にかける!!なんて事をしなければ温度はあまり気にする必要はありません。

加工のし易いお湯の温度は80℃前後で、「FORMcard」をお湯に入れて20〜30秒程度で加工しやすい柔らかさになります。

お湯の温度が60℃まで下がると表面は柔らかくなりますが、中心部分は硬いままで柔らかくなる事はないので、80℃前後のお湯を使うのがベストです。

引き上げる際はフォークやピンセットを使ったり、ゴム手袋等をして火傷をされないようにお気をつけください

工作1

傘を修理してみる

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買ったばかりの傘を小さいお子さんが壊してしまったり、強い風で傘の骨が曲がってしまった経験はありませんか?

傘の骨が曲がった程度でしたら真っ直ぐに戻せたりもしますが、完全に骨が切れてしまったり、部品が外れてしまうと普通なら自分で修理する事はかなり難しいものがありますが、工具も一切不要で、簡単にほんの数分で綺麗に修理できます。

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工作2

自転車のベルを修理してみる

次に、鳴らす時に動かすレバーの部分が根元から折れてしまった、子供用自転車のベルに挑戦しました。

「FORMcard」を温め、そして折れた部品を合わせて巻き付けます。しっかりと隙間がない様に巻き付けないとガタガタしてしまいますので、巻き付けたレバーの部分をお湯につけては「FORMcard」をグイグイ押してひっつけて形を整え、そしてお湯につけては整えてを繰り返しました。

レバーを動かしてもピクリとも動かない様に覆って完成です!!

何度も鳴らしてみましたが、接着剤でひっつけた時は2,3回目で折れていたのに全く外れる気配すらないほど完璧です!!

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工作3

混ぜてみよう

「FORMcard」は粘土の様にこねられるので、粘土と同じ様に色の違うものを混ぜたらどうなるか挑戦してみました。

温めがら生地をこねてと何度も繰り返して混ぜてみたのですが、マーブル状にまだらに混ざっただけで、絵の具や粘土の様に綺麗に混ざり合って新しい色が出来るということはありませんでした。

調色はちょっと微妙なのでやめた方が良いでしょう...

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実験

電子レンジでチン

水を入れた耐熱容器に「FORMcard」を入れ、そして電子レンジで温めてみました。

水が沸騰する寸前の、電子レンジの中が湯気で曇って来たあたりで取り出せば「FORMcard」がドロドロに溶ける事もなく、なおかつ加工するにはベストな状態にまで柔らかくする事ができましたが、説明文にはこの方法は明記されておらず、「FORMcard」が劣化する可能性もあるので基本はお湯を使ってください。

その他様々なものを修理したり、

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全く新しいものを作り出したり、

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アイディア次第で、使い方は∞のお湯に浸すと形成可能なカード状バイオプラスチック「FORMcard」

ぜひこの機会にお求めください。

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